八百長相撲、携帯電話にご用心 [八百長相撲]
八百長相撲、携帯電話にご用心
今、相撲界は八百長問題で大揺れですが、この八百長問題が起こる発端となったのが、警察が野球賭博問題の時に押収した携帯電話であることは皆さん方はすでにご存じの通りです。
われわれ現代人の日常生活に欠かせない存在となってきているこの携帯電話ですが、最近携帯電話が使えないことに対して過度の不安感を覚える人、つまり「携帯電話依存症」にかかっている人が増えてきているということです。
先日、オンラインの時事英語辞典を見ていましたらこの「携帯電話依存症」の英訳が載っていました。
英語ではnomophobiaと言うらしいのですが、出典が書かれていませんでした。
案の定、さまざまな英和辞典を調べてみましたが、取り上げてはいませんでした。
そこでWikipedia英語版で調べてみましたら、詳しい説明がありました。
Nomophobia is the fear of being out of mobile phone contact.と書かれていました。
さらにこの単語は、no-mobile- phone phobiaを短縮した語で、UK Post Office(イギリスの郵政公社)が携帯電話利用者の悩み事などを調査した時に作られた造語だとも書かれていました。
この調査によるとイギリスでは利用者の２人に１人はこのnomophobiaにかかっているとのこと。
何かと便利な携帯電話ですが、これにあまり振り回されないように気を付けたいものです。
「参考」
-phobiaは「(特定のものに対する)恐怖[嫌悪]の意の精神障害名をつくる結合辞
「例」
acrophobia「高所恐怖症」
claustrophobia「閉所恐怖症」
hydrophobia「狂犬病、恐水病」
xenophobia「外国人恐怖症」
今、相撲界は八百長問題で大揺れですが、この八百長問題が起こる発端となったのが、警察が野球賭博問題の時に押収した携帯電話であることは皆さん方はすでにご存じの通りです。
われわれ現代人の日常生活に欠かせない存在となってきているこの携帯電話ですが、最近携帯電話が使えないことに対して過度の不安感を覚える人、つまり「携帯電話依存症」にかかっている人が増えてきているということです。
先日、オンラインの時事英語辞典を見ていましたらこの「携帯電話依存症」の英訳が載っていました。
英語ではnomophobiaと言うらしいのですが、出典が書かれていませんでした。
案の定、さまざまな英和辞典を調べてみましたが、取り上げてはいませんでした。
そこでWikipedia英語版で調べてみましたら、詳しい説明がありました。
Nomophobia is the fear of being out of mobile phone contact.と書かれていました。
さらにこの単語は、no-mobile- phone phobiaを短縮した語で、UK Post Office(イギリスの郵政公社)が携帯電話利用者の悩み事などを調査した時に作られた造語だとも書かれていました。
この調査によるとイギリスでは利用者の２人に１人はこのnomophobiaにかかっているとのこと。
何かと便利な携帯電話ですが、これにあまり振り回されないように気を付けたいものです。
「参考」
-phobiaは「(特定のものに対する)恐怖[嫌悪]の意の精神障害名をつくる結合辞
「例」
acrophobia「高所恐怖症」
claustrophobia「閉所恐怖症」
hydrophobia「狂犬病、恐水病」
xenophobia「外国人恐怖症」
八百長問題で相撲界が危機に NO.3 [八百長相撲]
八百長問題で相撲界が危機に NO.3
In Text Messages, Signs of a Rigged Sumo Fight
By HIROKO TABUCHI Published: February 4, 2011
日本の国技が危機が NO.3 NO.1 NO.2
またまた八百長疑惑の続編が出ました。
今度はかなり詳しく、様々な角度から事件の全貌を意欲的に伝えています。
メールでの生々しい八百長試合のやり取りや八百長が起こる角界での内部的な背景について相当突っ込んだ記事となっています。
たとえば、"Please hit hard at the face-off, then go with the flow."
「立ち合いは強く当たって流れでお願いします。」
"Understood, I'll go with the flow and put up at least a little resistance."
「了解しました。では流れで少しは踏ん張るよ。」などのメールのやり取り。
負け越して１０両から幕下に陥落すると収入は激減、浮き沈みの激しい階級社会で生き残るためとか、角界特有の馴れ合い体質などが八百長試合を生む主な原因として挙げています。
日本人の多くは相撲は日本古来の神聖な国技であると思っており、今回の不祥事に怒りと失望感を覚える人がいる反面、そのようなことは以前から行われてきたとみている人もいると、伝えている。
そしてこの記事の最後に、石原東京都都知事のコメントが書かれていて、この記事を締めくくっている。
"It's been going on from the old days. We should just let them trick us into enjoying it. It's just like Kabuki theater."
「あんなもの(八百長相撲)は昔からあったんだよ。だまされて見て楽しんでいればいい。歌舞伎の大見得を堪能して見るみたいに。」
We should just let them trick us into enjoying it.
石原氏のコメントを英語に訳したと思われるこの英文は実に見事だと思います。日本人だったらこんな英語は出てこないのでは。特にletやtrick...into の使い方に感心しました。
In Text Messages, Signs of a Rigged Sumo Fight
By HIROKO TABUCHI Published: February 4, 2011
日本の国技が危機が NO.3 NO.1 NO.2
またまた八百長疑惑の続編が出ました。
今度はかなり詳しく、様々な角度から事件の全貌を意欲的に伝えています。
メールでの生々しい八百長試合のやり取りや八百長が起こる角界での内部的な背景について相当突っ込んだ記事となっています。
たとえば、"Please hit hard at the face-off, then go with the flow."
「立ち合いは強く当たって流れでお願いします。」
"Understood, I'll go with the flow and put up at least a little resistance."
「了解しました。では流れで少しは踏ん張るよ。」などのメールのやり取り。
負け越して１０両から幕下に陥落すると収入は激減、浮き沈みの激しい階級社会で生き残るためとか、角界特有の馴れ合い体質などが八百長試合を生む主な原因として挙げています。
日本人の多くは相撲は日本古来の神聖な国技であると思っており、今回の不祥事に怒りと失望感を覚える人がいる反面、そのようなことは以前から行われてきたとみている人もいると、伝えている。
そしてこの記事の最後に、石原東京都都知事のコメントが書かれていて、この記事を締めくくっている。
"It's been going on from the old days. We should just let them trick us into enjoying it. It's just like Kabuki theater."
「あんなもの(八百長相撲)は昔からあったんだよ。だまされて見て楽しんでいればいい。歌舞伎の大見得を堪能して見るみたいに。」
We should just let them trick us into enjoying it.
石原氏のコメントを英語に訳したと思われるこの英文は実に見事だと思います。日本人だったらこんな英語は出てこないのでは。特にletやtrick...into の使い方に感心しました。
八百長問題で相撲界が危機に NO.2 [八百長相撲]
八百長問題で相撲界が危機に NO.2
Sumo Scandal Widens, Wrestlers Admit Match Fixing
THE ASSOCIATED PRESS Published: February 3, 2011
日本の国技が危機に NO.2 NO.1 NO.3
八百長疑惑のその後の新たな進展についての記事がありました。
記事として取り上げたのはニューヨークタイムズですが、ニュースの出所は前回のCBSニュースの記事と同じAssociated Pressです。
まず、冒頭でtwo wrestlers and a coach admitted fixing bouts「力士２人と親方１人が八百長を認めた」とはっきり書かれています。そして首相が相撲界は国民の信頼を裏切ったと厳しく非難したことも書かれている。
さらには大相撲の取り組み自体が賭けの対象となっていてた可能性が新たに浮上、警察が調査中とのこと。
そしてNHKの春場所のテレビ中継が中止になることもありうることと、文部科学省による税制上の優遇措置がある公益法人認可の取り消しもあり得ると書かれています。
以上が前回の記事に新たに加わった内容です。
八百長問題に加えて、さらには相撲賭博の問題まで出てきて、日本の国技である相撲はいったいどうなっていくのでしょうか。
「動画英語ニュース」
Sumo Scandal Widens, Wrestlers Admit Match Fixing
THE ASSOCIATED PRESS Published: February 3, 2011
日本の国技が危機に NO.2 NO.1 NO.3
八百長疑惑のその後の新たな進展についての記事がありました。
記事として取り上げたのはニューヨークタイムズですが、ニュースの出所は前回のCBSニュースの記事と同じAssociated Pressです。
まず、冒頭でtwo wrestlers and a coach admitted fixing bouts「力士２人と親方１人が八百長を認めた」とはっきり書かれています。そして首相が相撲界は国民の信頼を裏切ったと厳しく非難したことも書かれている。
さらには大相撲の取り組み自体が賭けの対象となっていてた可能性が新たに浮上、警察が調査中とのこと。
そしてNHKの春場所のテレビ中継が中止になることもありうることと、文部科学省による税制上の優遇措置がある公益法人認可の取り消しもあり得ると書かれています。
以上が前回の記事に新たに加わった内容です。
八百長問題に加えて、さらには相撲賭博の問題まで出てきて、日本の国技である相撲はいったいどうなっていくのでしょうか。
「動画英語ニュース」
タグ：スポーツ 相撲 八百長
八百長問題で相撲界が危機に NO.1 [八百長相撲]
八百長問題で相撲界が危機に NO.1
Sumo Tripped Up By Bout-fixing Scandal
Bout-fixing Claims Create New Crisis For Scandal-tainted Sumo 「八百長疑惑、不祥事続きの相撲界に新たな危機が」
日本の国技が危機に NO.1 NO.2 NO.3
日本で今問題となっている相撲の八百長疑惑ですが、海外メディアはどのように取り上げているのか気になりまして英文記事を探したところ、このCBSニュースの記事が目につきました。
日本古来の国技である相撲の存続を揺るがす大きな問題となって来ていますが、英語ではどのように表現した記事になっているのか、参考までに読んでみてください。
それほど難しくはないと思いますが、一応訳してみました。
「日本語訳」
相撲のイメージを深く傷つけた野球賭博問題が起きたばかりの日本の国技である相撲は、今度はベテラン力士と親方が携帯電話を使って八百長相撲を仕組んでいたという容疑と取り組んでいる。
警察が押収した携帯電話に１３人の力士が八百長相撲に関わっていたことをうかがわせるメールの記録が残っていた、と相撲協会と日本のメディアが木曜日伝えた。立ち合いから決まり手まで詳細なやり取りを示す内容もあったと伝えている。
力士と親方が持っていた携帯電話で見つかったメールには力士たちは日常的に八百長を仕組み、１取り組みに付き何十万円もの金のやり取りをしていたと日本の共同ニュースは伝えている。
日本の公共放送であるNHKは年間６場所を生中継しているが、メールの中には５０万円にも上る金のやり取りをしていた八百長もあったようだと報じている。さらには力士たちが「勝ち星のやり取り」を行っていたことも書かれており、繰り返し八百長が行われていたことをうかがわせる内容のようだったとも報じている。
日本相撲協会は木曜日、緊急理事会を開き、問題について討議した。
「ファンの皆様には心よりお詫び申し上げます」と、相撲協会の放駒理事長は謝罪した。
「事実関係を究明するには時間がかかるものと思われ、皆様方にはご辛抱願いたい。」
仮に事実が判明すれば厳しく処分していくとも述べた。
高木義明文部科学相は相撲協会に調査を指示した。
「相撲協会はこれまでに様々な大きな問題を抱えてきたが、今回の八百長問題が事実だとしたら、これは深刻な問題である。」と語った。
警察は特にコメントを出してはいない。正式な犯罪捜査を立ち上げるか、相撲協会の内部問題として処理するかはまだ決まってはいない。
相撲のルーツは古代の宗教の清めの儀式であるが、この数年間様々な不祥事に見舞われ、相撲人気は下降線を辿るばかりである。
去年、野球賭博問題で力士が逮捕されたが、暴力団が仲介役として関わっていたと言われている。この野球賭博の問題は、２００９年３人のロシア人力士が追放となった大麻使用事件の後に起きたものである。
放駒氏は、今回のメールは警察が野球賭博事件を調べていた時に押収した携帯電話の中にあったと言っている。メディアの報道によると、その事件には２人のモンゴル人力士を含む４人の幕内力士が含まれているとのこと。
先週の報道によると、３人の力士が深夜の喧嘩を含め、酒の上での暴行事件に関与していたことが判明。
相撲は不祥事には特に敏感になる。というのはほとんどの日本人は相撲をスポーツとしてだけではなく、日本の伝統・文化の守り手として見ているからなのである。相撲力士たちは高い公徳心を持つよう求められているのだ。
暴力団との結びつきについてはこれまでにずっと言われてきたが、野球賭博問題は相撲のイメージを深く傷つけた。
証拠はないものの、八百長相撲に暴力団が関与しているのではと言われてきて、相撲界はこの数十年間頭を悩ましてきた。携帯電話のメールには暴力団のことに触れている内容は特になかったと報道されている。
「動画英語ニュース」
Sumo Tripped Up By Bout-fixing Scandal
Bout-fixing Claims Create New Crisis For Scandal-tainted Sumo 「八百長疑惑、不祥事続きの相撲界に新たな危機が」
日本の国技が危機に NO.1 NO.2 NO.3
日本で今問題となっている相撲の八百長疑惑ですが、海外メディアはどのように取り上げているのか気になりまして英文記事を探したところ、このCBSニュースの記事が目につきました。
日本古来の国技である相撲の存続を揺るがす大きな問題となって来ていますが、英語ではどのように表現した記事になっているのか、参考までに読んでみてください。
それほど難しくはないと思いますが、一応訳してみました。
「日本語訳」
相撲のイメージを深く傷つけた野球賭博問題が起きたばかりの日本の国技である相撲は、今度はベテラン力士と親方が携帯電話を使って八百長相撲を仕組んでいたという容疑と取り組んでいる。
警察が押収した携帯電話に１３人の力士が八百長相撲に関わっていたことをうかがわせるメールの記録が残っていた、と相撲協会と日本のメディアが木曜日伝えた。立ち合いから決まり手まで詳細なやり取りを示す内容もあったと伝えている。
力士と親方が持っていた携帯電話で見つかったメールには力士たちは日常的に八百長を仕組み、１取り組みに付き何十万円もの金のやり取りをしていたと日本の共同ニュースは伝えている。
日本の公共放送であるNHKは年間６場所を生中継しているが、メールの中には５０万円にも上る金のやり取りをしていた八百長もあったようだと報じている。さらには力士たちが「勝ち星のやり取り」を行っていたことも書かれており、繰り返し八百長が行われていたことをうかがわせる内容のようだったとも報じている。
日本相撲協会は木曜日、緊急理事会を開き、問題について討議した。
「ファンの皆様には心よりお詫び申し上げます」と、相撲協会の放駒理事長は謝罪した。
「事実関係を究明するには時間がかかるものと思われ、皆様方にはご辛抱願いたい。」
仮に事実が判明すれば厳しく処分していくとも述べた。
高木義明文部科学相は相撲協会に調査を指示した。
「相撲協会はこれまでに様々な大きな問題を抱えてきたが、今回の八百長問題が事実だとしたら、これは深刻な問題である。」と語った。
警察は特にコメントを出してはいない。正式な犯罪捜査を立ち上げるか、相撲協会の内部問題として処理するかはまだ決まってはいない。
相撲のルーツは古代の宗教の清めの儀式であるが、この数年間様々な不祥事に見舞われ、相撲人気は下降線を辿るばかりである。
去年、野球賭博問題で力士が逮捕されたが、暴力団が仲介役として関わっていたと言われている。この野球賭博の問題は、２００９年３人のロシア人力士が追放となった大麻使用事件の後に起きたものである。
放駒氏は、今回のメールは警察が野球賭博事件を調べていた時に押収した携帯電話の中にあったと言っている。メディアの報道によると、その事件には２人のモンゴル人力士を含む４人の幕内力士が含まれているとのこと。
先週の報道によると、３人の力士が深夜の喧嘩を含め、酒の上での暴行事件に関与していたことが判明。
相撲は不祥事には特に敏感になる。というのはほとんどの日本人は相撲をスポーツとしてだけではなく、日本の伝統・文化の守り手として見ているからなのである。相撲力士たちは高い公徳心を持つよう求められているのだ。
暴力団との結びつきについてはこれまでにずっと言われてきたが、野球賭博問題は相撲のイメージを深く傷つけた。
証拠はないものの、八百長相撲に暴力団が関与しているのではと言われてきて、相撲界はこの数十年間頭を悩ましてきた。携帯電話のメールには暴力団のことに触れている内容は特になかったと報道されている。
「動画英語ニュース」
