ストレスと心臓病 [健康・医療お役立ち情報]

Exercise is not enough to protect heart against stress
(CBS News 2015/03/05)


ストレスをうまくコントロール出来ない若者たち


★ストレスをうまく処理することが出来ない10代は、将来、心臓病にかかる危険性が高くなることがあり、運動をしてもストレスの解消にはならないということが最近の調査結果でわかったというニュースをアメリカのメディアCBS Newsが取り上げていますので紹介します。


「ストレスを適切に処理する能力がないと心臓病にかかる危険性が高くなる。」と話しているのはスウェーデンのオレブロ大学で疫学の教授をしているスコット・モンゴメリー博士。

「はっきりとわかったことは、身体的な運動をしても、ストレス処理能力の乏しい10代が後年になって心臓病にかかる危険性をなくすことは出来ないことだ。」と博士は話している。

「運動することは大切ですが、ストレス対応という観点から運動やフィットネスのことを考えることが必要です。」

「心臓病を抱えている人は運動のみならず、ストレスを減らしていくという戦略も考えていかなければなりません。」

今回行われた研究調査によると、調査を受けた10代でストレス処理能力の乏しい人は心臓病にかかる危険性は54%, 心臓病で死亡する危険性は110%増えたことがわかった。

ストレス処理能力不足は生まれつきのものではない。

動物を使った実験では非常に初期の段階でストレスに出会うとストレス処理能力に影響を与えるという。

「非常に初期の段階で多くのストレスに出会うと、後年になってストレスを処理する能力が不足してくる。」とモンゴメリー博士は話している。

「ストレス処理能力の乏しい人はほんの些細なことにもストレスを感じてしまうのです。」

「人はストレスの非常に多い出来事に出会うと心臓病にかかることが他の研究結果でもわかっている。そしてストレス処理能力の低い人に何か深刻な出来事が起きてしまうと、その人の心臓に有害な結果を引き起こしてしまうことになるのです。」

今回の調査結果は3月4日にHeartという雑誌にオンラインで掲載されたもの。


★現代社会ではほとんどの人がストレスを抱えて生活しているものと思われますが、心臓病で亡くなる危険性を減らすためにもストレスに振り回されないように十分に気を付けて生活していく必要がありそうです。



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