夫婦間のレイプは違法?-1 [海外]




Marital rape: Why is it legal in India?
(CNN 2015/03/09)


夫婦間のレイプは違法?ーその1

★CNNはインドでの夫婦間のレイプ(marital rape)の問題点についてかなり詳しく報道しています。

この記事で古い家族制度のせいで結婚しても妻たちの多くが夫からの性的な暴行に苦しんでいる実態が明らかにされています


以下に記事内容を紹介します。


★インドではレイプ事件の実に94%が被害者の顔見知りの犯人によって引き起こされているが、被害女性たちの事件はほとんど表には現れてはこないし、法的な救済策もない。

こうしたレイプ事件の被害女性たちは自分の夫からレイプされているのだ。

夫から性的暴行を受けている女性の数は、見知らぬ男から暴行を受ける女性の数の40倍にも達している。

それでも夫婦間のレイプはインドでは違法ではないのだ。

インドの刑法(The Criminal Law Act, 2013)では自分の妻との性交渉、性行為は、妻が15歳以下でなければ、レイプとはみなされないのだ。

しかしこの法律は個人や団体などからは問題のある法律だとの指摘が上がっている。

先月、夫から激しい暴行を受けたとされるインドの女性が夫婦間のレイプ(marital rape)を認めるように裁判所に訴えたが、その女性の訴えは夫婦間の問題だとして却下された。

「夫からの性的暴行を裁判で取り扱うようにするのは難しい。夫からのレイプは法律的には合法なのだという事実がそうしたことをさらに難しくしているのです。」と語るのは最高裁判所の弁護士をしているカルナ・ナンディさん

政治家たちは2013年、夫によるレイプは犯罪事件として扱うべきだという考えに反対する意見書を国会に提出した。

「夫からのレイプが法律によって犯罪行為だということになれば、家族制度全体が大きなストレスを強いられることになる。」とその意見書には書かれている。

2005年に成立した家庭内暴力から女性を保護する法律では、女性が性的暴行などの家庭内暴力を受けた場合、民間の救援団体に相談することが出来るようになった。

「非常にまれなケースですが、妻が夫からの性的暴行を訴えたい場合には、弁護士は刑法第3541節と第377節を行使します。」とカルナ・ナンディさんは話している。

刑法第354節では女性の人権を踏みにじるような暴行ないしは犯罪行為は禁止されている。そして第377節では自然の理法に反する肉欲的な性行為は処罰されるようになっている。またこの法律では同性愛も処罰の対象となっている。

しかしながら、夫婦間のレイプは法律には明確には法律違反として規定はされていない。


その2に続く


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