新たなブラック・ウィドウ [犯罪・事件]
Millionaire quizzed over cyanide death in new Japanese 'black widow' case
(CNN 2014/11/21)
★複数のパートナーを青酸カリを飲ませて殺害した疑いがもたれている箕千佐子容疑者
新たなブラック・ウィドウ
これまでの結婚・交際相手の少なくとも5人の結婚・交際相手から多額の生命保険金を受け取ったとされる箕千佐子(67歳)が最近結婚した夫を青酸カリで毒殺した容疑で逮捕されたというニュースをアメリカのCNNが伝えています。
CNNの記事では箕千佐子のことをblack widowと書いています。直訳すれば「黒い未亡人」ですが、実はこれはクロゴケグモ(黒後家蜘蛛)という猛毒をもつクモのことです。雌が雄を食うためwidowの名があるようです。
記事によると千佐子容疑者はこれまで20年間に複数の夫の生命保険などから8億もの金を受け取っていたというが、本人は「私は殺していません。」と強く否定している。
解剖の結果千佐子容疑者の4番目の夫である筧さんの胃と血液から青酸カリが検出されたという。
昨年の12月に結婚して2カ月もたたないで筧さんが亡くなったことから、警察はこの件を調査して今年の11月19日に千佐子容疑者を京都で逮捕したもの。
交通事故で亡くなった元婚約者の体内からも青酸カリが見つかったという。
千佐子容疑者のパートナー(夫、交際相手)の多くがこの20年間に亡くなっていると警察は話しているが、この2件以外については遺体を解剖をしていないため殺人の立件は難しいということです。
筧千佐子の他にかつてblack widowと呼ばれマスコミをにぎわした女がいた。
1人は木嶋佳苗で2009年にインターネットのデートサイトで知り合った3人の男性を殺害して自殺のように見せかけた容疑で逮捕され、現在服役中。
もう1人は上田美由紀でお金を借りていた2人の男性を溺死させた容疑で有罪が確定。
2人とも死刑判決を言い渡されているが2人とも上告している。
★ブラックウィドウと呼ばれる箕千佐子、木嶋佳苗、上田美由紀容疑者の3人とも容疑を否認しているようですが、もし本当だとしたら、実に恐ろしい事件です。
どのようにして男性たちに近づき、親しくなっていったのか、その辺のところの解明が待たれます。
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