世界最年長のマラソンランナー、その2 [スポーツ]
World's oldest marathon man, 102, can't imagine life without running shoes
(CNN 2013/05/09)
世界最高齢のマラソンランナー
その2
★人は走ることによって精神的に目覚め、内在の自己と一体化するのです。
世界初の100歳のマラソンランナーの誕生
8年後に走ったマラソンでは8時間以上かかった。このときは世界初の100歳マラソンランナーとなったが、ギネスブックには登録されなかった。出生記録が不足しているからだという。でも、100歳の誕生日にはエリザベス女王からお祝いの手紙をいただいた。
マラソンを始めるようになって、心に安らぎを得ることが出来るようになったが、まったく予期しなかった名声も手に入れた。2004年にあのサッカーのスーバスター、ベッカムとボクシングの伝説の人物モマメド・アリと一緒にアディダスのコマーシャルに出演したのだ。
以下はシングさんの話です。
「人生には崇高なことが2つあります。一つはチャリティー、そしてもう一つは自分の体をいたわることです。このことは私が信仰している宗教の「自分にうそのつけない正直な人生を生きることと自分の持っている財産を恵まれていない人たちに分け与えること」という教義に通じているのです。」
「私は人をだましたりしない正直な人々に感銘を受けました。私にとって有名な人とは他人に対して親切な人であり、自分の人生をチャリティーにささげる人のことなのです。」
走っていてもうこれ以上は走れないのではという壁にぶつかったときに止まらずに走り続けることが出来るのはシングさんの持っている信仰心なのだ。そうした壁に突き当たった時に超自然的な気持ちを体験するという。こうした気持ちは日本の作家村上春樹の「走ることについて語るときに僕の語ること」という本の中で表情豊かに描かれている。
★その3に続く
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