今の政党には日本の政治は任せられない [政治]

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★英誌エコノミストが日本の政治が与党民主党も野党自民党も次第に右傾化しているという記事を特集している。

日本の政治が右傾化する背景にはいったい何があるのか。

エコノミストは最近ほぼ毎週金曜日に開催されている「反原発デモ」に注目。

これまで日本で行われた大規模な反政府デモと言えば、1960~1970年代の左翼系学生たちによるデモがあるが、首相官邸前で行われている反原発デモの参加者は過激な左翼系の学生ではなくて、高齢者やベビーカーを押して歩く若い母親たちがほとんどであるという。

過激な左翼系の学生たちが主導した過去の反政府デモと今回の「反原発デモ」との決定的な違いはどこにあるのか。

一般の市民がこうした大規模な「反原発デモ」に参加する背景には、自分たち一般市民の声を代表してくれる政治家が与党にも野党にも残っていないからだとエコノミストはズバリ指摘している。

英文記事の最後には次のように指摘している。

With Japan’s two mainstream parties in communion on the right, no credible force exists to fight for liberal causes.

Perhaps that is another reason why so many housewives and the like have suddenly taken to the streets. No one is left to represent them.

「日本の2大政党が右傾化する中で、リベラルな大義のために戦う国民から信頼される勢力は存在しない。

これほど多くの主婦や一般市民が突然街頭デモに繰り出したもう1つの理由はー彼らを代表してくれる人がもう残っていないからなのだ。」

日本には国民から信頼される政治勢力がもう残っていないとエコノミストは鋭く指摘しているが、もしそうならこれからの日本の政治はどこに向かっていくのだろうか。

★石原慎太郎東京都知事や橋下徹大阪市長などを中心とした地方から新たな政治勢力が台頭してくるのだろうか。

国民から十分な信頼を得られていない日本の政治は今後ますます混迷していくのかもしれない。

「英文記事(Economist」
Politics in Japan : Eyes right

「翻訳記事(JB Press)」はこちら
日本の政治:右傾化する主要政党
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