日本人の怒りが爆発する日も近い [原発・原発事故]

20120721_ASP002_0.jpg

★イギリスの経済誌エコノミストが最近の「日本の反原発デモ」の盛り上がりを特集したが、日本のマスコミや報道機関が伝えている切り口とは一味違った観点から述べている。

海外の報道機関が最近毎週金曜日に首相官邸前で行われている「反原発デモ」についてエコノミストが鋭い切り口で迫ります。

幸いこのエコノミストの英文記事の翻訳がJB Pressに掲載されていますので、英文記事を読むのが面倒な人や、英語の苦手な方はこの翻訳を読むだけでも価値があるのでは。


★この記事の中で、「昨年の3月11日の「東日本大震災&福島第一原発事故」発生後、原発の安全性や、自然災害の脅威をあまりにも軽んじた規制の仕組みについて問題が残っているにもかかわらず、政府はなぜ原子炉再稼働に走るのか」という問題を取り上げ、One reason is money. (その理由の1つは金である)と述べている。

野田佳彦首相の支持を表明している読売新聞と経団連は「原発のない日本の将来は悲惨なものになるという予測(dire predictions about Japan's future without reactors)を打ち出してきて、政府と一体となり原発の必要性を国民に訴えている。

しかし、そうした訴えは野田首相がそうした産業界の力に丸め込まれただけだということを言っているようなものだと見ている人もいる。

★今や恒例となった首相官邸前で毎週金曜日に行われる「反原発デモ」のうねりは野田首相の耳に届いているはずなのだが、首相官邸からは未だ何の反応も見られない。

政府与党はこうした国民の声を無視し続けるつもりだろうか。

★エコノミストは記事の最後で次のように述べている。

「毎週金曜日、今はお馴染みとなった首相官邸前で連日の猛暑の中、警察官らに囲まれながら反原発デモを行っている人たちの悲痛な叫び声が野田首相には届いているはずだ。今のところデモ参加者たちは概ね冷静な行動を取ってはいるが、そうしたおとなしい対応のデモは一体いつまで続くのだろうか。」
(Every Friday night, the prime minister can hear now-familiar demonstrations outside his official residence. Hemmed in by police in the sweltering heat, the demonstrators are monstly good\natured. But for how long?)

★おとなしい国民と言われてきた日本人の怒りにいったん火が付けば、果たしてどんな展開になるのか予測が付かない状態だ。

分裂寸前の与党民主党にはそうした国民の声に真摯に対応するなどと期待することが間違いなのか。

「英文記事」はこちら(Economist)」
Japan’s anti-nuclear protests

「翻訳記事はこちら(JB Press)」
日本の反原発運動:高まる熱気


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。