篠山紀信被災地写真集 [社会]
篠山紀信といえば、これまでに「Water Fruit 不測の事態」、「Santa Fe」など数々のヌード写真集を世に送り出した写真家として有名だが、今回、東日本大震災の写真集「ATOKATA」を発刊する。
被写体を女性から自然に移しての今回の写真集、一般のマスコミが報じている写真とはやはり違うとところがあるようで、自然の驚異が写真から伝わってくるようです。
Timeはこの「ATOKATA」を紹介、写真集の一部(８枚)を見ることが出来ます。
プロのカメラマンが撮影した被災地での自然の破壊力をご覧ください。
After the Storm: Post-Tsunami Japan by Kishin Shinoyama
Japan is no stranger to catastrophe. From the near-constant sequence of storms and earthquakes that have buffeted these vulnerable islands to the unthinkable that unfolded in Hiroshima and Nagasaki, the Japanese have seen their land leveled, rebuilt and leveled again. But the earthquake and tsunami that struck northern Japan this March were unique in their ferocity, their suddenness and the extent of their destructive power.
Eight months later, the cleanup is well under way, but those who wish to bear witness to the raw wound that was northern Japan in the wake of the tsunami should see the photo collection ATOKATA, just published by the Tokyo-born photographer Kishin Shinoyama. Shinoyama brought his camera to the scene within weeks of the tsunami, and he captures a land ripped apart. Stunned tree limbs, twisted metal and shattered stone bear witness to the moment when, as Shinoyama writes, “nature destroyed itself with an overwhelming energy.”
Yet even in Shinoyama’s dire images there is a hint of recovery. Disaster is in the Japanese DNA—but so is resilience.
Kishin Shinoyama is a photographer based in Japan. ATOKATA was published November 21.
「日本は災害とは縁のある国である。台風や地震が絶えず襲ってきて、これらの貴重な島国を打ちのめしたりすることから、広島と長崎に起こった想像を絶するような出来事に至るまで、日本人は自分たちの国が破壊され、再建され、そしてまた破壊されるのを体験してきた。しかし、今年の３月に東北地方を襲った地震と津波は、その獰猛さ、突然性、破壊力の点でこれまでに例がないものであった。
その大災害発生から８か月が経過したが、復旧作業はいまだに続いている。津波の襲われた東北地方の生傷を証言したいと望む人は東京出身の写真家篠山紀信が撮影した写真集ー「ATOKATA」を見るべきだ。篠山紀信は津波発生から数週間以内に、被災地にカメラを持ち込んだ。津波によって引き裂かれた土地、衝撃を受けた木の大枝、ねじれた金属、粉々になった石などが津波の被害を受けた瞬間の証人となっている。「圧倒的なエネルギーで自然が自然自身を破壊した」と篠山は語っている。
しかし、篠山紀信の撮った悲惨な被写体の中にも復興のヒントはある。災害は日本人のDNAの中に組み込まれているーだが復元力もまた組み込まれているのである。
篠山紀信は日本に拠点を置くカメラマン。「ATOKATA」は１１月２１日に出版された。
(Time 2011/11/21)
篠山紀信公式サイト
「ATOKATA」－内容紹介
写真家の篠山紀信氏による東日本大震災の写真集。東日本大震災とは何だったのかを氏独自の視点で切り撮っている。判型は292mm×362mmの大判で、被災地の写真約100点、肖像写真約20点を収録。 篠山氏は未曽有の災害を目の当たりにして、人間が生きるということがなんと不条理であるかと感じた。そして、自然の力に畏怖し、畏敬を持って凝視する姿勢で被災地と向き合った。静けさの漂う写真からは、悲しみの深さや無常感がにじみ出ている。 ( amazonの商品説明より)
被写体を女性から自然に移しての今回の写真集、一般のマスコミが報じている写真とはやはり違うとところがあるようで、自然の驚異が写真から伝わってくるようです。
Timeはこの「ATOKATA」を紹介、写真集の一部(８枚)を見ることが出来ます。
プロのカメラマンが撮影した被災地での自然の破壊力をご覧ください。
After the Storm: Post-Tsunami Japan by Kishin Shinoyama
Japan is no stranger to catastrophe. From the near-constant sequence of storms and earthquakes that have buffeted these vulnerable islands to the unthinkable that unfolded in Hiroshima and Nagasaki, the Japanese have seen their land leveled, rebuilt and leveled again. But the earthquake and tsunami that struck northern Japan this March were unique in their ferocity, their suddenness and the extent of their destructive power.
Eight months later, the cleanup is well under way, but those who wish to bear witness to the raw wound that was northern Japan in the wake of the tsunami should see the photo collection ATOKATA, just published by the Tokyo-born photographer Kishin Shinoyama. Shinoyama brought his camera to the scene within weeks of the tsunami, and he captures a land ripped apart. Stunned tree limbs, twisted metal and shattered stone bear witness to the moment when, as Shinoyama writes, “nature destroyed itself with an overwhelming energy.”
Yet even in Shinoyama’s dire images there is a hint of recovery. Disaster is in the Japanese DNA—but so is resilience.
Kishin Shinoyama is a photographer based in Japan. ATOKATA was published November 21.
「日本は災害とは縁のある国である。台風や地震が絶えず襲ってきて、これらの貴重な島国を打ちのめしたりすることから、広島と長崎に起こった想像を絶するような出来事に至るまで、日本人は自分たちの国が破壊され、再建され、そしてまた破壊されるのを体験してきた。しかし、今年の３月に東北地方を襲った地震と津波は、その獰猛さ、突然性、破壊力の点でこれまでに例がないものであった。
その大災害発生から８か月が経過したが、復旧作業はいまだに続いている。津波の襲われた東北地方の生傷を証言したいと望む人は東京出身の写真家篠山紀信が撮影した写真集ー「ATOKATA」を見るべきだ。篠山紀信は津波発生から数週間以内に、被災地にカメラを持ち込んだ。津波によって引き裂かれた土地、衝撃を受けた木の大枝、ねじれた金属、粉々になった石などが津波の被害を受けた瞬間の証人となっている。「圧倒的なエネルギーで自然が自然自身を破壊した」と篠山は語っている。
しかし、篠山紀信の撮った悲惨な被写体の中にも復興のヒントはある。災害は日本人のDNAの中に組み込まれているーだが復元力もまた組み込まれているのである。
篠山紀信は日本に拠点を置くカメラマン。「ATOKATA」は１１月２１日に出版された。
(Time 2011/11/21)
- 作者: 篠山紀信
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2011/11/21
- メディア: 大型本
篠山紀信公式サイト
「ATOKATA」－内容紹介
写真家の篠山紀信氏による東日本大震災の写真集。東日本大震災とは何だったのかを氏独自の視点で切り撮っている。判型は292mm×362mmの大判で、被災地の写真約100点、肖像写真約20点を収録。 篠山氏は未曽有の災害を目の当たりにして、人間が生きるということがなんと不条理であるかと感じた。そして、自然の力に畏怖し、畏敬を持って凝視する姿勢で被災地と向き合った。静けさの漂う写真からは、悲しみの深さや無常感がにじみ出ている。 ( amazonの商品説明より)
タグ：篠山紀信 被災地 写真集
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