長時間労働は寿命を縮めることになる [海外]

Working Long Hours Could Increase Your Risk of Stroke and Heart Disease
(Time 2015/8/19)


「長時間労働で脳卒中や心臓病にかかる危険性が高まることになる」という内容の記事をタイムが掲載していますのでその内容を紹介します。

長時間労働をすることがどうしてそうした危険性が高まるのかという原因については、冒頭で次のように述べています。

The reasons might be connected to stress, physical inactivity, and higher alcohol consumption.
「その理由はストレス、体を動かさないこと、そしてアルコール摂取量が増えることと関連があるかもしれない。」

そして次には
Burning the candle at both ends might impress your boss, but you could be sacrificing your health in the process.
「(会社に夜遅くまで残り)仕事に精を出す姿は上司には好印象を与えるかもしれないが、その代償として健康を害することになりかねない。」と書かれている。

burn the candle at both endsは直訳すると「ローソクの両端を燃やす」ですが、work too hard, overwork oneselfという意味です。

長時間労働がどうして労働者の健康を害することになるのかについては具体的に次のように書かれています。

最近、The Lancetという雑誌に掲載されたもので、ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ(University College London)がヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアなどの男女数千人を対象に42項目にわたり数年間調査してきた結果を公表した。

その結果、週に55時間以上働く人と心臓血管症との間には密接な関係があることが分かった。

週に55時間以上の長時間労働をする人は、週に35-40時間という標準的な労働時間の人と比較して、脳卒中にかかる危険性が33%, 動脈性心疾患にかかる危険性が13%も高まるという結果が出た。

55時間もの長時間ではないにしても、長時間労働はやはり健康に良くないとも指摘している。

研究チームはこうした長時間労働と健康を害することとの関連性についてははっきりとしたことはわからないとしているが、長時間労働がアルコール摂取量の増大や何時間も同じ姿勢で椅子に座るといった健康上有害な行為と関連性があるのではとみている。そしてそういった行為に長時間労働からくるストレスが加わると、間違いなく脳卒中や心臓血管症になると指摘している。


日本では、働きすぎによる過労死(death from overwork)が問題となっていますが、欧米諸国でも長時間労働からくると思われる医学的健康的問題が注目されてるいるようです。

家計上の都合から止むを得ず長時間働かなければならない人もいるわけですが、ストレスをあまりためたりせず、生活が不規則にならないように気を付けることが大切です。





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