止まらない閣僚のスキャンダル [政治]

Japan Leader Faces Crisis Over Minister for Trade
(New York Times 2014/10/24)


自民党の辞任ドミノ倒しが始まる?

小渕優子氏の辞任に伴い、新たに経済産業相に就任したばかりの宮沢洋一氏の周辺が急にあわただしくなってきたようです。

政治資金の不適切な使用問題で松島前法務大臣と小渕優子前経済産業相が同時辞任して安倍内閣に政治的危機が訪れてしまいましたが、その危機を乗り切ろうと新たに任命した宮沢氏でしたが、宮沢氏にも様々なスキャンダルが持ち上がっているようです。

ニューヨーク・タイムズ(10月24日付)がこうした内容の記事を取り上げています。

宮沢氏にまつわるスキャンダルですが、1つには宮沢氏が東京電力の株を保有している問題、そして次にはやはり、政治資金の運用に関する問題です。

宮沢氏の秘書が広島県内のSMバーに通い、その支払いを政治資金で支払ったというものです。

記事では次のように書かれています。

The minister’s aide had visited a club featuring sadomasochistic performances, then reported the visit as a political expense.
「宮沢氏の側近がSMバーに通い、店の支払いを政治活動費として支払った」

こうした宮沢氏のスキャンダルを受けて、またしても野党各党から辞任要求の声があがりましたが、安倍首相にとって今度は閣僚の辞任はなんとしても避けなければならない。

小渕、松島氏に続いてさらに閣僚の辞任が起これば、第一次安倍内閣の時の辞任ドミノ倒しの二の舞とならざるを得ない。

それはとりもなおさず、自民党の政権転落を意味する。

野党は宮沢氏の東京電力株保有問題を追及する構え。

「政府与党は各閣僚の身辺調査をもっとしっかりとやるべきで、宮沢氏は閣僚に任命される前に少なくとも株の売却を済ませておく必要があった。」と語るのは民主党の川端辰夫氏。

宮沢新経済産業相のスキャンダルが出てきたのは、宮沢氏の側近(秘書)がSMクラブに行き、このSMバーに18230円を政務費から支払ったことが宮沢事務所の政治資金報告書に記載されていたことが木曜日に発覚したため。

宮沢氏は「私はそんな趣味はない。」と話し、秘書にその支払いを弁済させ、政治資金報告書からその件を削除するように命じたと話している。

“I have no interest in such things,” he said. He said he had ordered the aide to repay the money to his office, and to delete the charge from the expense report.

★次々と発生する閣僚のスキャンダル、次はいったい誰の番?

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