職場でのいじめ問題ーその① [海外]
Bullying a common problem at work
(CBS News 2014/09/18)
いじめは学校だけの問題ではなく、大人の職場でも見られ、職場でのいじめにどう対応していくかということがアメリカでは大きな問題となっているようです。
この職場でのいじめの問題についてアメリカのCBSが伝えた記事を紹介します。
日本でも決して他人事では済まされない問題だと思います。
「記事内容」
職場でいじめを受けているのはあなただけではない。
求職サイトのCareerBuilderが最近発表した調査によると、アメリカ人労働者の28%が職場でいじめを体験しているという。
身体障碍者の44%、レズビアン、ゲイ、両性愛者、トランス・ジェンダー(性転換者)の30%が職場でいじめを受けているという。
性別にみると、女性のおよそ3人に1人がいじめをうけている。それに対して男性は22%となっている。
高所得者に比べて低所得者や低学歴者がいじめを受ける傾向が強い。
年収5万ドル以下の労働者の28%がいじめを体験しており、それに対して年収がそれ以上の人がいじめは19%となっている。
しかしいじめは低所得者や低学歴者だけに見られるわけではない。部課長クラスや副社長などの中間管理職者などもいじめをうけているという。
こうしたいじめは会社の従業員数の確保に大きな影響を与えているーいじめを受けたと感じた人の18%が職場を去る、つまり会社を辞めていくのだ。そしてやめた人の代わりを新たに雇用するには費用が高くつき、会社にとってはそれだけマイナスとなる。
職場でのいじめの主な内容は次の通り
1. 自分がしてもいないミスのことで責められる。(43%)
2. 上司に意見を述べても無視されたりして、自分の意見を認めてくれない。(41%)
3. その会社独自の考え方・方式を従業員に強要する。(37%)
4. 従業員の噂を会社内に広める。(34%)
5. 上司ゃ同僚からひっきりなしにいじめを受ける。(32%)
6. ミーティングでは自分の意見はほとんど取り上げてもらえず無視されてしまう。
(29%)
7. 同僚の目の前で上司にどなられる。(27%)
8. 企画や 会合などにわざと出席させないようにする。(20%)
9. 部下の手柄を上司が横取りする。(20%)
10. 人種、性別、容姿、性格のことなどでいびられる。(20%)
職場でのいじめ問題ーその②に続く
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