健康で長生きするには [健康・医療お役立ち情報]
The single best thing women can do for their hearts
(CBSNews 2014/05/10)
★女性が健康な体を維持し、心臓病にかからずに長生きするにはどうすればいいのか。
そのヒントとなる記事がここにあります。
アメリカのCBSNewsが最近報道した記事ですが、オーストラリアで32000人以上の女性を対象にした調査結果について書かれています。
これまでは心臓病を誘発する主な要因としては喫煙、肥満、高血圧などが挙げられていましたが、これらの要因よりも重要なものがあるという調査結果です。
以下に記事内容を紹介していきます。
まず記事の冒頭では次のように述べています。
Staying physically active is far more likely to determine a woman's future risk of heart disease than any other well-known factor, including smoking, obesity and high blood pressure, a new study reports.
「これまで心臓病を誘発する主な要因として喫煙、肥満、高血圧などが挙げられていたことはよく知られていることだが、体を動かして運動することの方がはるかに重要な要素であり、女性が将来心臓病にかかる危険性が高くなるかどうかを大きく左右することになる。」
オーストラリアのクイーンズランド大学の調査チームが32000人以上ものオーストラリア女性に関する健康データを調査した結果、次のようなことがわかった。
30代前半から80代後半にかけてのあらゆる年齢層の女性たちは運動をしないことが心臓病にかかる主要な危険要因となっている。
主任研究員の Wendy Brownは次のように話している。
「私たちはもっともっと体を動かすことが必要なのです。身体活動は30歳ぐらいから低下していきますが、この身体活動を低下させないためにあらゆる手段を講じる必要があるのです。」
若年層の女性では喫煙率が高く、心臓病にかかる危険率は59%で、心臓病の第一要因となっていることも指摘されているが、22~27歳の女性の喫煙率は28%だったのが73~78歳では5%にまで低下していることもわかっている。
さらには22~90歳までの女性の間では運動をしない傾向や高血圧の症状がより多く見られるという。
研究チームは次のように結論している。
「30~80代後半の女性では運動をすることが少ないことがほかのどの危険要因よりも心臓病にかかる危険性が高い要因となっている。運動をしない中年女性が心臓病にかかる危険率は平均して33%も高く、それよりも高齢者になると24%になる。」
30~90歳までの女性一人ひとりが1週間に150分ほど時間をかけて適度な運動をするようになれば、オーストラリア国内だけ見ても、年間で2000人以上もの中高年女性の命が助かると研究チームは結論している。
ブラウン氏は次のように話している。
「体を動かすのであればどんな運動でも構いません。有酸素運動(エアロビック体操)は循環器系や新陳代謝機能には特に重要です。筋力トレーニングは高齢になってから日常生活を送るのに必要な能力を維持している筋骨格を丈夫にするためには非常に大切なのです。つまり、有酸素運動と筋力トレーニングの両方とも大切なのです。」
Dr. Nieca Goldbergの話
「運動することは心臓を健康に保つのに大変重要な役割を果たしているのです。体を動かして運動をすることは血圧の低下、体内脂肪を減らし、血糖値を抑える働きがあります。
心臓病にかからないようにするためにはまず体を動かして運動をすることです。私たちはもっともっと運動をして、それが日常生活の一部となるまでにすることが大切です。」
★煙草を吸い、体をあまり動かさなくなると、肥満、そして糖尿病という悪循環に陥り、最後には心臓病にかかる危険性が高くなってくる。
こうした悪循環を根元から絶つには普段から運動する習慣を身に着けて自分で健康管理をすることが大切だとこの記事では伝えているようです。
煙草はやめて積極的に運動をして心臓の機能を強化するようにすれば健康な体を維持することが出来て、心臓病で亡くなる危険性は減らすことが出来るとのことですが、日ごろから運動をする習慣をつけるのはなかなか大変です。
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