児童婚は子供の人権を侵害するものー① [海外]
Shedding light on child marriage
(CBS)
児童婚は子供の人権を侵害するものー①
★世界各地でいまだに残っている悪しき慣習ー児童婚(child marriage)についてのレポートをお伝えします。
年齢が10歳から15歳ぐらいのうら若き少女たちが結婚とはどんなものなのかもわからないまま、土地の風習に従って結婚させられていく現状に対して国連が行動を起こしました。
児童婚(child marriage)の現状を知ってもらおうとパネル展を開催したのです。では、その写真の一部をご覧ください。
写真1
中央左は訪問客からお祝いの品を受け取る新郎のビシャル(15歳)、そして右に退屈そうにして座っているのが新婦のスリタ(16歳)
2007年1月29日ネパールのカトマンズ村での結婚式風景
★毎年39000人もの年齢が18歳以下の少女たちが結婚しているー国連人口基金(UNFPA)
こうした世界的規模の人権問題に一般の人にもっともっと関心を持ってもらおうと、国連人口基金はドキュメンタリー・カメラマンのステファニー・シンクレアさん、ビデオ撮影家のジェシカ・ディモクさんらと協力して児童婚(child marriage)の慣習に関するウェッブサイトや展示会を立ち上げた。
"Too Young to Wed"(結婚するには早すぎる)というプロジェクトは最初、2012年に国連本部で開かれたが、現在は移動展示会として今週はワシントンD.Cで開かれている。
児童婚はネパールではよく見られる悪しき伝統的な慣習である。ネワール人社会であるカガティ村はこうした慣習が見られることでよく知られている。
多くのヒンズー教徒家族は娘の初潮が始まる前に嫁がせれば家族に祝福がもたらされると信じている。
写真2
デビトさん(14歳)は現在妊娠7カ月でエチオピア在住。2010年8月17日に数カ月に及ぶ虐待を受け夫から逃げてきて、現在はホームレス。将来の生活に不安を感じている。
毎年15歳から19歳までの約1600万人もの少女たちが出産しているが、こうしたケースの大半では女性たちはすでに結婚している。そして15歳から19歳までの少女の主な死亡原因は出産と妊娠からくる合併症である。ー国連人口基金より
児童婚は子供の人権を侵害するものー②に続く
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