電子書籍は子供をダメにする? [海外]




Children who read on iPads or Kindles have weaker literacy skills and are less likely to enjoy it as a pastime, charity warns
(Mail Online 2013/05/16)

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電子書籍で読書がきらいになる?


iPadやKindleなどのタブレット型端末機の急激な普及に伴い、幼児から小・中学生に至るまでタブレットで電子書籍を読む子供が増えてきています。それにつれて従来の紙の書籍を読む子供がだんだんと少なくなっている傾向にあるようです。

この電子書籍が子供の教育に与える弊害についてのレポートを紹介します。


イギリスの8~歳から16歳までの児童約35000人を対象に行った調査によると、52%の児童がタブレットで電子書籍を読むのが好きだという。それに対して従来の紙の本を好む児童は32%にとどまっている。

ところが、タブレットで本を読む児童の中で、読書が好きだと答えた者はわずか12%、それに対して従来の紙の本を読む児童で読書が好きな者は51%にのぼっていることがわかった。

さらには紙の本を毎日読む生徒の読解力は電子本を読む生徒の2倍も高いという。

今回の調査を行ったNational Literacy Trustのジョナサン・だクラスさんはハイテクノロジーのおかげで読書をする機会が増えたのはよいのだが、だからと言って従来の紙の書籍を排除するわけにはいかないと話している。

「私たちは電子本しか読まない生徒は読書が好きではない傾向にあるのを懸念しています。十分な読解力と読書の楽しみを持つことは就学時のみならず卒業後も子供の人生に大きな影響を与えるのです。読む媒体がタブレットであれ紙の本であれ、児童には本を読むことを好きになってもらいたいのです」とも話している。

作家のジョアン・ブレディーさんは電子書籍の増加はイギリスの子供にとって問題だと話している

男子生徒は特にタブレットやパソコンなどのディスプレイで本を読むのが好きで、さらには電子書籍の普及を受けて、出版業界も電子書籍を発売して利益を上げてきている傾向がみられる。

子供や若者の新聞離れも目立って来ているようです。

★日本でも格安なタブレットが市場に出回るようになり、パソコンの代わりにタブレットを持つ人が増えてきているようですが、タブレットが学校教育に与える影響についても考える必要がありそうです。





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