痴呆症予防は中年の時の体力維持が鍵 [健康・医療お役立ち情報]
Dementia risk greater for out-of-shape middle-aged adults, says study
(CBS News 2013/02/04)
★中年時代に体力をしっかりつけておくと痴呆症予防に効果があることが最近の調査でわかった。
健康体の中年は不健康な人に比べて、65歳になるまでに痴呆症やアルツハイマーにかかる危険性は極めて低いという調査結果が出た。
現在、アメリカには530万人ものアルツハイマー病患者がいるが、2050年までには少なくともその倍の数になるものと予想されている。
アルツハイマーは死亡率が第6位の病気となっていて、年間8400人もの人が亡くなっている。
人口の高齢化を迎え、アメリカではアルツハイマー病は重要な公衆衛生問題となっている。
最近のMRIの調査によると、運動をしている成人はアルツハイマー病の前兆である脳が委縮する危険性を軽減することが出来るとのこと。
さらには最近の神経学の調査によると、肥満の中年は正常な体重の人に比べて、記憶力や認識能力の低下がみられる傾向にあるとのこと。
体力をつけることによって痴呆症を含むさまざまな健康の分野でその恩恵を受けることが出来るのだが、残念ながら、日頃から体力をつける運動を続けることは極めて難しいのが現状。
たいていの人は健康問題に直面して初めて運動をするようになり、健康な人は医者から運動をするようにという警告には耳を貸さない傾向にあるようだ。
★高齢になってから痴呆症にならないためには、若いうちから体力づくりに励む必要がありそうです。
コメント 0