影響緩和措置対象施設 [原発・原発事故]
「影響緩和措置対象施設」って何のこと?
★いま日本は全国的に「節電ムード」一色となっていて、企業にも一般家庭にも各電力会社から「節電」協力の要請がなされているところだ。
第一段階として「節電」の協力要請だが、万が一電力が不足した場合には次には「計画停電」を予定している。
★各家庭には電力会社からグループ番号が通知されているが、1~60のほかに88というグループがあるようだ。
この88グループが「影響緩和措置対象施設」というものに相当するらしいのだが、これを英語でどのように表現するのか気になっていたところ、電力会社の計画停電の英語版に次のように説明されていた。
Group 88 consists of facilities subject to the government's measure for exemption from blackout. No planned blackouts are implemented for these facilities , which include medical institutions , facilities vital to national security, and major national institutions . Because of this exemption from blackout based on the government's measure for exemption, customers who share distribution lines with Group 88 institutions will not have planned blackouts.
★日本語の説明は以下の通り
「グループ番号【88】のお客さまは、影響緩和措置対象施設(医療機関、国の安全保障上極めて重要な施設、国の主要な機関など)として、計画停電を行いません。これにより、影響緩和措置対象のお客さまと同じ配電線に接続されているお客さまも計画停電を行いません。」
★上記の英文の説明で十分理解できるのだが、日本語の「影響緩和」という表現は果たして妥当な表現なのか気になるところだ。英文の説明にあるようにいっそ「停電免除措置対象施設」といった表現にしたほうが分かりやすいのではないだろうか。
ひょっとして「影響緩和措置対象施設」は今年の新語になるかも知れないから、時事用語として押さえておく必要があるかも。
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