被災地での日本人は冷静で、我慢強い [東日本大震災]

東日本大震災の被害を受け、被災地で我慢強く過酷な生活を送っている被災者たち。

大地震が起きても混乱を見せない日本人、この日本人の冷静さや前向きな姿勢に驚きと称賛の声が海外から上がっているが、我々日本人はこのまま手放しで喜んでいていいのだろうか。

こんな大災害が外国で起こったら、間違いなく暴動が起きるなどという報道もありますが、日本で暴動や略奪などが起こらないのは日本人が冷静だからなのか、それとも政府に対してモノ言わぬ単なるおとなしい国民なのか。

われわれ日本人はここでもう一度「冷静」に考えてみる必要がありそうです。
週刊現代4月9日号で以下のような興味ある記事が載っていたので買って読んでみました。

「外国人が見たこの国のメンタリティ「優しすぎる日本人へ」
この記事の中で、外国人記者が被災者を取材すると「仕方がない」という言葉をよく耳にした、ということが書かれています。

この「仕方がない」という言葉を胸に、ピンチの時こそ一つになろうとする日本人の姿に外国人記者は心を打たれるのだという。


しかし被災地でつらい思いをしているのに、政府に対して言いたいことがあっても、「仕方がない」として何も行動を起こさないのはおかしいのではないかという声が聞かれる。

大震災のことを報道する日本のメディアも似たような内容の記事を多く、政府を批判するような論調は少ない
との声も聞かれる。

今回の東日本大震災は天災だから、「仕方がない」という気持ちで、被災者たちは政府の支援活動を我慢強く待っているだけでいいのだろうか。

福島第一原子力発電所の問題については、外国人記者からは政府の対応には問題があるし、日本政府が発表する情報は信用できないと、かなり厳しい見方が出ているようです。そんな政府を日本人はなぜ非難しようとしないのか彼らは不思議に思っているようです。

外国人から不思議に見られている日本人の持つ「仕方がない」という心情、人に迷惑をかけてはいけないという道徳観、確かに日本人の持つ美徳なのでしょうが、政府の対応におかしいところがあると思ったなら、言うべきことは声を大にして言った方がいいのではないでしょうか。


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