絶滅の危機に瀕している職業とは?

Is your job at risk of extinction?
(CBS News 2014/07/15)

★絶滅の危機にある職業ーあなたの仕事は大丈夫?

New technology often comes at price. Just ask a mail carrier. 「ニューテクノロジーは時として高くつくことがあるー郵便配達員に聞いてみるとよい。」

★時代の流れと共に消滅の危機に瀕している職業があるというニュースをCBS が伝えています。

記事内容は次の通りです。

★求職サイト CareerCastの調査によると郵便配達員がアメリカ国内で一番絶滅の危機に瀕している職業だとしている。

アメリカの郵便事業は今財政危難に陥っていて今年の第一４半期には１９億ドルもの赤字となっている。

これでは一番絶滅の危険にさらされている職業た゛と言われても不思議はない。

イー・メールの人気に伴い、第1種郵便の財源の削減が絶滅危機の一番の原因となっている。

郵便配達員以外の職業では新聞社の報道スタッフや旅行代理店なども絶滅危機の職業に入っている。

こうした職業に共通してみられるのはインターネットの普及による労働環境の混乱ぶりである。

最新の郵便物自動振り分けシステムや予算の縮小などで、郵便配達員の数は２０２２年には28%も減少するものとみられている。

退職する郵便配達員を補充する必要はあるにしても、より少ない採用枠の中で志願者たちは厳しい就職競争にさらされることになるだろう。

より効率的で大規模農業のおかげで人手は少なくて済む農業経営や、電気メーター読み取り器を採用しているガス会社や電気事業者なども消滅の危険にさらされている職業である。

その一方で成長産業においては、IT分野などの新たな仕事が生まれている。

郵便局員はかつては中流階級に上り詰めていく近道を手に入れたものだと言われていたが、２００６年以降１６８０００人以上もの従業員の削減などが行われ、黒人中流クラスにとってはとくに厳しい状況となってきている。郵便事業従事者の20%は黒人労働者である。

ウェッブサイト、テレビ、スマートフォンなどの普及により新聞事業従事者数もこの数年減少傾向にある。

新聞広告費も１９５０年並みの水準にまで落ち込み、新聞業界関係者数はまだまだ減少傾向にあるという。


★絶滅の危機に瀕している職業ワーストテンは以下の通り
(カッコ内は平均年収)

1. Mail carrier - 郵便配達員( $53,100)

2. Farmer - 農業従事者($69,300)

3. Meter reader - メーター検針員 ($36,410)

4. Newspaper reporter - 新聞報道員( $37,090)

5. Travel agent - 旅行代理店($34,600)

6. Lumberjack - 木材伐採人($24,340)

7. Flight attendant - 客室乗務員($37,240)

8. Drill-press operator: -プレス作業員($32,950)

9. Printing worker - 印刷工($34,100)

10. Tax examiner and collector - 税務調査員($50,440)

★絶滅の危機に瀕しているのは動物の世界の話だけではないようです。

私たちが今携わっている職業も時代の流れと共に変化していき、消えていくものもあれば、新たに生まれる職業も出てくるようです。