銀行と闇勢力との深いつながりー① [犯罪・事件]
Japanese mobsters becoming 'Goldman Sachs with guns': Executives at Japanese banks apologise for lending millions to underworld figures
(MailOnline 2013/12/01)
銀行と闇勢力との深いつながりー①
★みずほ銀行系列のオリコが暴力団関係者に融資していた問題が発覚し、改めて銀行と闇組織との関係が明らかになってきました。
日本の暴力団が従来路線を変更して経済界に進出してきている動きについてイギリスのメディア、MailOnlineが興味深いレポートを書いています。
「記事内容」
やくざと銀行との密接な関係
「日本のギャングーあの恐ろしいやくざーと彼らに何百万ドルもの資金を融資している銀行家たちとのいかがわしい関係が、日本政府当局の組織犯罪に対する取り締まりにより暴露された。
日本は今この数年で最悪の暴力団スキャンダル事件に巻き込まれている。大企業と普段はゆすりやサラ金ローンなどの末端企業に従事していることで知られている闇の犯罪組織とのつながりが白日の下にさらされるようになった。
警察当の取り締まりがこれまで以上に厳しくなってきて構成組員数が減少してきている中、やくざはこれまで取り組んできた事業とは程遠いーインサイダー取引やベンチャー企業の立ち上げーなどの分野に事業を拡げてきている。
みずほ銀行が組織犯罪の組員たちに資金を融資したということを今年の９月に公表して以来、三菱UFJファイナンシャル・グループを含む日本の大手4銀行なども同様の融資をしていたとして政府当局の取り締まりは強化された。
日本の組織暴力に詳しいジェイク・アデルステン氏は次のように述べている。
「彼らは企業を脅して金をゆすり取るよりは株を操作する方が大儲けすることが出来るのです。」
ジェイク・アデルステン氏は犯罪小説家で、[Tokyo Vice」はベストセラーとなり、映画化される予定だ。
彼はかつては読売新聞の記者をしていたが、日本最大の組織犯罪グループー山口組ーのことを銃を持ったGoldman Sachsと呼んでいる。
★犯罪レポーターでやくざ事情に詳しいジェイク氏ーやくざはビジネス界に深く関与していると話している
プロの投資家に見事に変身したやくざ
「やくざといえばこれまでは、大半の組員は体全身に凝った刺青をして、小指は切断されていることで知られているが、最近では顔はいかめしいが、お気に入りの仕立スーツを身にまとい、身だしなみもきちっとして街中を堂々と歩く姿は、たとえ大企業の役員室にいても場違いには見えないほどだ。」
「彼らは有能な投資家たちてギャンブルが大好きなのです。」
やくざは法律順守の国と言われている日本の社会においてグレイエリアを支配している。マフィアと同様、やくざは一般社会から恐れられ、そして社会的のけ者として嫌われている。その一方で、映画、ファン雑誌(同人誌)や漫画などで一様に崇拝の対象として描かれている。
やくざはギャンブル、麻薬、売春などから、サラ金ローン、みかじめ料(なわばり代)やトンネル会社を使ってその他の違法な企業を興している。
日本のやくざは外国の犯罪組織とは違い、国内の主要都市にオフィスを構えている合法的なグループであり、定期的に当局からの取り締まりを受けているにもかかわらず、当局筋からは大目に見られている存在である。
実際、山口組は１９９５年の阪神淡路大震災の時に被災者たちに食糧支援をしているのである。
しかし東京では今、やくざやマネーロンダリングに対する厳しい取り締まりが行われている。というのもアメリカの財務省が不正な取引で年間何十億ドルも稼いでいると言われている日本の最大の犯罪グループの海外資金を凍結する動きに出ていているからなのである。
★続く
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