大学は出たけれど仕事が見つからないー中国編① [海外]
In China, Higher Education Brings Few Guarantees
(Time 2013//07/04)
★2013年5月18日、北京で開催された求職フェアで仕事を探す求職者たちー今年は過去最多の大学生が卒業、中国経済が停滞する中、中国政府はその受け皿を緊急に作る必要性に迫られている
大学は出たけれど仕事が見つからないー中国編①
「大学を出てもバラ色の将来が保障されるわけではない」という中国の就職難状況についてのCNNのレポートを3回に分けて紹介します。
記事内容は次のとおりです。
過去最多の大学卒業生
★中国では今年約700万人もの大学卒業生が就職戦線に流れ込んできたが、大卒者の多くは適職が見つからず苦労している。
サム・グーさんが4年前に大学に入学した時は、両親は小躍りして喜んだ。
溶接工の父とホテルの清掃員をしている母はこれで息子は中流階級の仲間入りできると思ったという。
しかし大学を出たこの両親の息子は大変厳しい雇用状況に直面している。
グーさんの話
「就職先を見つけたいが、見つかるかどうかはわかりません。私の知る限りでは、45人のクラスメートはだれもまだ就職先が決まってはいません。とても悔しい気持ちです。」
今年は700万人もの大卒者が就職戦線に流れ込んできたが、中華人民共和国始まって以来の最大の数である。
4月末現在で就職が決まったのは35%にしか過ぎない。大学院生の場合はもっとひどく、雇用契約を結んだのは26%である。
このように大学生の就職難は中国ではとても深刻な問題となっており、就任したばかりの習近平国家主席は今年の5月、天津で大学卒業予定者らと面談、(大企業ではなく)もっと中小企業の仕事に目を向け、そうした職場で自分の技量を思う存分発揮してはどうかとアドバイスしたほどだ。
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大学は出たけれど仕事が見つからないー中国編②に続く
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