インドでのレイプ事件の被害者の遺体が火葬される

India gang rape victim's body cremated


★キャンドルライトをともして2週間ほど前にバスの車内でレイプされて亡くなった犠牲者の死を悼む人々


★インドの首都ニューデリーでバスの車内で集団レイプされ、暴行を受けて死亡した女性の遺体が12月30日の日曜日火葬された

インド政府が用意した特別チャーター機でシンガポールから彼女の遺体が家族とともにインドに到着してから

遺体はその後彼女の自宅に運ばれ、葬儀が行われ、そして厳重な警察の警護のもとで火葬場へと運ばれた。警備が厳しくて一般人やマスコミ報道陣は近づくことが出来なかった。

ニューデリー警察の話によると、2012年の1月から12月までの間に635件のレイプ事件の報告があり、754人が逮捕されこの5年間で最悪の件数となっている、そして有罪になった者はたったの1人だという。

インドでのこうしたレイプ事件の発生を受けて、国連は次のようなパンギムン事務総長の声明を発表した。

「被害者の家族に対して心からの哀悼の意を表します。そしてこうした残忍な犯罪を強く非難します。
女性に対する暴力は決して受け入れられるものではなく、許されるものでもなく、容認されるものでもありません。すべての少女、女性には人から尊敬され、尊重され、保護される権利があります。」

パンギムン事務総長はさらにインド政府に対して、こうした犯罪を防止する対策を講じるように、そして犯罪者に対して正義が行われるように、さらにはレイプ事件の被害者には手厚い保護をするようにと伝えた。


死亡した23歳の女性の身元は明らかにはされていないが、理学療法を学んでいた医学生だとのこと。

国連からも指摘されるほどの大問題へと発展した今回のインドでの女性軽視とみられるレイプ事件。

女性が安心して街中を歩くことが出来るようになる日はやってくるのだろうか。