原発安全神話ー2 [原発・原発事故]

原発安全神話を信仰してきた日本、想定外の原発事故に直面して慌てふためいている政府。

この原発安全神話はどのようにして作られたのか、ニューヨーク・タイムズの分析記事です。

‘Safety Myth’ Left Japan Ripe for Nuclear Crisis
Caught Unprepared

「大意2」  「大意1」からの続きです

巨大津波によって福島第一原発の冷却装置が破壊された時、メルトダウンを避けるための海水の注入を試みる日本政府と東電。警察の放水車や自衛隊のヘリコプターを使って行われたが、これは実は原発事故に不安を感じている日本人やアメリカ政府を安心させるためのパフォーマンスだったと、管直人総理側近の松本健一氏が語っている。

この原発事故で明らかになったことは、日本は原発事故に対応するための基礎的なハードウエアが不足しているということである。

日本は世界最大のロボット産業国なのに、原発事故の収束にどうして日本のロボットが使われなかったのか。

その答えは、電力事業所と監督官庁が、原発事故は絶対に起こらないとして、ロボット技術の導入に反対したからである。

チェルノブイリ原発事故以前から、日本では原発事故に対応できる緊急用ロボットの開発を始めていたが、生産までには至らなかった。

そして福島第一原発事故の処理では、やむを得ずアメリカからアイ・ロボットを取り寄せて、それに頼るしかなかった。東京電力は6月24日に日本で初め原発事故に対応できるように改造された国産のロボットを導入したが、故障してしまい、引き上げざるを得なかった。



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