肥満の原因は運動不足、それとも食べ過ぎ? [健康・医療お役立ち情報]




What's more to blame for obesity: Lack of exercise or eating too much?
(CBS News 2014/07/08)


肥満の原因は運動不足、それとも食べ過ぎ?


肥満と運動不足についての最近の調査結果についてCBS Newsが伝えています。


★運動不足とカロリーの取りすぎ(食べ過ぎ)が余分な体重が増える要因であることは間違いない。

最近の調査結果によると、運動不足がアメリカ国内で肥満がまん延する一番大きな要因だとしている。

40歳以下の女性は特に日常生活で座ることの多い生活を送っている傾向がある。

7月7日に出版されたAmerican Journal of Medicineの記事によると、この20年間で余暇に運動をしなかった女性が、1994年の19%から2010年にはその数が52%にまで増加しているという。

男性について見ると、1994年には11%だったが、2010年には44%にまで増えている。

体脂肪率も男女とも毎年0.37%増えており、特に18歳から39歳までの女性の体脂肪率が急激に上昇の傾向にあるという。

「今回の調査結果では日常生活でカロリーの取りすぎの食事を続けていることがアメリカで肥満体の人が増えている主な原因だというこれまでの考え方を支持していません。」と話しているのは今回の研究者の一人でスタンフォード医科大学の Uri Ladabaum医師。

疾病対策予防センター(Centers for Disease Control and Prevention) によると、成人アメリカ人の3人に1人は肥満だという。

研究チームは体脂肪率が平均値の人でも死亡する危険性があると言われている腹部肥満についても調査した。

腹部肥満は女性では胴回りが88cm以上、男性では胴回りが102cm以上であると専門家は見ている。

運動する時間か取れない理由とは


American Journal of Medicine編集長のPamela Powers Hannleyさんは次のように話している。

「社会経済的見地からの調査も行いましたが、特に若いシングルマザーたちが経済危機のあおりを受けて家計のやりくりに四苦八苦しているようです。」

「若い女性たちの間で余暇の時間に何も運動をしない女性が増えてきているのは特に驚くには当たりません。」

「家計を支えようと時間とエネルギーを費やして必死で生活している場合には、運動する時間は持てないのは不思議なことではありません。」

そして最後に次のように述べています。

「私たちは肥満問題に取り組む行動をおこすべきです。運動の出来る安全な場所を地域社会が提供できるようにしたり、十分な量の健康食を確保したり、アメリカ国民が自分たちの健康を管理することが出来るようにすべきです。私たちは一致協力して総合的な取り組みををして、肥満をコントロールしていく必要があります。」

「語句」
eke out a living = 辛うじて生計を立てる
waist circumference = 胴回り、胴囲  
abdominal obesity = 腹部肥満
mortality risk = 死亡リスク

★成人の3人に1人が肥満だというアメリカですが、肥満人口の増加を食い止めることが国を挙げての緊急の課題となっているようです。


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