今も残る魔女の火あぶりの刑 [海外]




Accused witch burned alive in Papua New Guinea as crowd, including kids, watch
(CBS News 2013/02/08)


パプアニューギニアで魔女狩り


暴徒が魔術を使ったとして一人の女性の衣服を剥ぎ、拷問し、縛り付けで、大勢の見物人の前で生きたまま火をかけて焼き殺すという何とも残忍な事件がパプアニューギニアで起きた。

見物人の中には子供たちもいた。中ににこの残酷な殺戮の様子を写真に撮る者までいた。

このぞっとするような写真が地元大手新聞の第一面に掲載されたが、首相、警察、そして外交官らは一斉にこの殺戮を非難した。

パプアニューギニアの田舎ではいまだに言葉では説明のできないような不幸が起きた場合、魔術のせいにされることが多い。

魔術には魔術をもって対抗するのがこれまでの習わしだったのだが、魔術を使ったとされる魔女に対する反応は最近次第に暴力化してきている。

今回の事件は何百人もの見物人がいる中、白昼行われたにもかかわらず、警察は一人の容疑者も逮捕できていない。

ジ持つ警察では、犠牲者の夫が第一容疑者だとしているが、50人以上もの人間が犠牲者に手をかけたものとみられている。

見物人たちはこの残忍な行為にショックを受けたが、だれもこの行為を止める者はいなかった。現場には警察もいたのだが、暴徒らの人数が勝っていたので、女性を救うことが出来なかったという。

地元警察の関係者は「この行為はショッキングでまるで悪魔のような仕業だ。今は21世紀の時代なのにこんなことが起こるなんて到底受け入れられないことだ。」と話している。

ピート・オニール首相はあらゆる手だてを用いて殺人者たちに法の裁きを受けさせると話している。

「女性、お年寄り、社会の弱者などが魔法を使ったとの容疑をかけられるケースが多いが、実際には魔法とは何の関係もないのです。」とも話している。

ポートモレスビーにあるアメリカ大使館は、ジェンダーに基づく暴力行為を禁止する法律を太平洋地域全体に広めていくための持続可能な国際協力を呼び掛ける声明を発表した。










タグ:魔女狩り
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