アメリカ版2011新語・流行語 Top 10ーその1 [海外]
★アメリカ版2011新語・流行語 Top 10の発表
◆日本ではすでに今年の新語・流行語大賞が発表されましたが、実はアメリカでもこうした発表を毎年行っているようです。
Time誌が2011年度の新語・流行語 Top 10を発表しましたが、これらの言葉を見ると、日本とはずいぶん違うように感じられます。今年のアメリカの、そして世界の動きを反映しているような言葉ばかりとなっています。
英語(米語)とはなんとダイナミックな言葉なのか、改めて感心しました。インターネットで時事英語のニュースを利用するものにとっては欠かせない新語情報となっています。
この新語・流行語を知っていればあなたも情報通になれるかも。
★それでは以下に発表いたします。
1. Occupy
★この言葉は日本のマスコミでも広く取り上げたため、ご存じの人も多いでしょう。
「10月初め、"we are the 99%"のスローガンのもとに抗議者たちが団結、大企業の強欲、腐敗、そして1%の富裕層に偏った支配力などに反対して、抗議活動を始めた。この抗議運動は瞬く間に全米各地に、さらには世界各地にまで広がりを見せるまでに発展していき、occupyの次に都市名を付けた抗議活動がどんどん生まれてきた。日本ではOccupy Tokyo運動が起こった。」
こうしてOccupyは平和的だが、現体制には妥協せずに断固として反対するという座り込み抗議活動を意味するようになった。」
2. Winning/Winner
★俳優のチャーリー・シーンが自らの生き方を表すのに使った言葉で、自分自身のことをwinner, そして自分が選んだライフスタイルをwinningと表現している。
英文の説明によると、「表面上、麻薬によると思われる、世間に広く知れ渡る大失敗を犯し、ものすごく儲かる仕事をふいにし、その結果、アメリカ人からの尊敬をも失ってしまうこと、もっと簡単に言うと、何かを失うこと(losing)」と書かれている。
チャーリー・シーンが自らの人生を自虐的に述べているように思える言葉だ。
3. Planking
★plankigは英文の説明には次のように書かれている。
Planking can be defined as the practice of being photographed while lying facedown in an unusual or dangerous place so the photo can be put on a social-networking website.
「ソーシャル・ネットワークのウエブに投稿目的で、危険な場所の上にうつぶせになっているところを写真に取る行為のこと。最初はオーストラリアではやっていたのが、次第に世界中に広まるようになったようです。タイではこのplankingに夢中になる観光客が出てきたため、タイ政府はこのplanking行為(魚の浴槽の中でヌード姿になる行為)を禁止する命令を出したそうです。このplankingは、今年はやった数多くのソーシャルメディア現象の最初の1つに過ぎず、他にもさまざまな危険な行為を表す言葉が生まれた。詳しくは英文説明をご覧ください。
※上の写真では闘牛の上に人がうつぶせになっているようだが、とても危険だ。
4. Carmageddon
★今年の7月、ロサンジェルス市内のWest SideからSan Fernando Valleyまでの区間、週末53時間にわたって閉鎖されることになり、ロサンジェルス市内の交通状況はまさにこの世の終わりを思わせるような状況になるだろうと予測して、マスコミがCarmageddonという言葉で伝えたもの。この単語はCar+Armageddonの合成語であることは明らか。
このCarmageddonという言葉は、ロサンゼルス市の市民の不安をあおるような広報活動の中で最初に使われたようですが、現実には高速道路閉鎖計画は予定よりも16時間も早く終了し、Carmageddonの状態にはならなかったようです。
5. Super PAC
★2012年の大統領選に向けての選挙活動の中で今年新しく出来た政治的用語で、Time記事には次のように説明されている。
Super PAC is a nickname for independent-expenditure-only political-action committes. In less wonky terms, super PACs are committes that can spend unlimited amounts of money in elections to support or oppose candidates-ーas long as they do it indepnedently, i,e., wothout coordinating with the candidates themselves
簡単に説明すると「立候補者とは強調せずに独立して、候補者を支援したりあるいは、不支持をしたりするのに、お金を無制限に使うことが出来る政治活動委員会」のこと。
★2012年の米大統領選に向けて、Super PACの動きが選挙戦に大きな影響を与えそうです。
「参考サイト」
● スーパーPAC(Wikipedia日本語版)
※PAC =Political action committee
★Top 10 Buzzwords 後半に続く
★各単語の英文説明はこちらのサイトをご覧ください
The Top 10 Everything of 2011:Top 10 Buzzwords
「参考」
「2011 ユーキャン新語・流行語大賞」
トップテン年間大賞 なでしこジャパン
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タグ:新語・流行語
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